理事長所信

Stand out!!~自分に誇れる未来をつくる~

公益社団法人山口青年会議所 第66代理事長 金子賢二

はじめに

毎年のように起こる自然災害、世界的大流行となった感染症。未曾有の国難にさらされながら、未だ私たちの生活に甚大な影響を及ぼしている。またデジタル化社会の利便性や、物的な豊かさに恵まれつつも、人口減少・超高齢化社会は進行し、そこには新たな社会保障や財政による問題も含みながら、平均寿命は着実に延び、人生100年時代は近くまできている。1~2年先の未来さえ不透明な中で、100歳を迎える未来は到底想像もつかない。
ただ一つ言えることは、どうありたいかは自分自身で決めていける。

66年の歴史がなければ今はない

今現在、前例のない事態の中にいることは事実。
しかし、これまでも明日への教訓に変えなければならない災害や、変革を伴わなければならない経済危機が起こってきたことも事実。
その都度、国、県、市などの行政はもとより、経済の主体である企業が、住み暮らす地域で社会的責任を果たしながら、何よりも、まちのため、ひとのため、先輩諸兄の弛まない努力により、今日の山口青年会議所はある。
1956年に山口青年会議所は発足し、以降、先輩諸兄によって長きにわたりこの組織のためにご尽力されてこられたことに尊敬と敬意を表します。また長い歴史を経て築き上げられた山口青年会議所で、2021年度新たな一歩踏み出させていただけることに心から感謝申しあげます。
66年の歴史がなければ今はない。これまで脈々と受け継いできた誇りや気概という襷を、次世代に最高のかたちでつないでいきたい。ならば、自ずと今すべきことはただ一つ。目の前の現実に臆することなく勇敢に立ち向かっていくことであると考える。

20歳から40歳までの青年期

勘違いしてはならないが、青年会議所に所属している我々現役会員として、志は持ち合わせているものの、まだまだ未熟な人間であるということ。
JCI MISSIONでこのように定義されている。「青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する」(和訳)
青年会議所という看板を最大限に活かせば、あらゆる機会が目の前におとずれ、積極的な自己変革につなげていけるチャンスがある。それは即ち、幅広く、厚みのある人間力形成のチャンスが広がっているということ。
理想の未来が他力本願でおとずれることはない。
まずは今いるコンフォートゾーンから飛び出そう。より良い未来をつくるために行動してみよう。身体的にも無理がきく年代であり、言い換えれば努力ができる年代であると言える。つまり、より良い未来を望むのであれば、20歳から40歳までの青年期に、明確な目的に向かった努力をしておかなければ、期待以上の未来はおとずれない。
「Stand out」とは直訳すると、「目立て・傑出した人」という意になるが、このJC活動において誰もが主役であり、皆が自分なりの考えをもち、主体的に行動してほしいと願うものである。時にぶつかり合い、時に励まし合いながらも、信念をもった主体的な行動は必ず自己成長につながる。自己成長は、家族や会社、自身を取り巻く周囲に良い影響を与える。また自分の価値が高まれば、自然と人は集まり、ステップアップの連鎖がはじまる。この先に歩む道はかけがえのないものへと変わり、自分に誇れる未来は必ずつくられる!!

修練に近道はない

誰もが自己成長を願って、この組織の入会を決めたことであろう。
入会したから自己成長するのではない。成長したいと強く意識した時から自己成長ははじまる。前述のとおり、JC活動にはあらゆる機会がある。まずはその機会を能動的に取り組めるかどうかが入口となる。絶対にできるという情熱をもって取り組めば、おのずと結果はついてくる。しかし、プロセスにおいて無駄に終わることも必ずあるだろう。その「無駄」は決して「無意味」ではない。数多の失敗こそが、成功への道になる。
多くの犠牲と苦労を経験しなければ、成功とは何かを決して知ることはできない。

友情は人生の豊かさ

ビジネスにおいて、仕事を全うすれば得られる対価といえば報酬である。ではJC活動で得られるものは何か。それは「信頼」である。LOM・ブロック・地区・日本とあらゆるステージで、望んだ分だけ信頼を得られるチャンスがある。信頼は相手のために払った、時間や労力の質と量に比例する。決して簡単に得られるものではないが、挑戦する価値は大いにある。生涯にわたるかけがえのない財産をつくりにいこう。友情の数ほど人生は楽しくなる。友情の数ほど自身の価値は高まり、組織にとって、企業にとって、山口にとって、他者から認められる存在=財産となる。

奉仕は当事者意識から

例えば募金箱を見つけても、せいぜい小銭を入れる程度ではないだろうか。ではもし飢餓に苦しむ子どもが目の前にいたらどうだろうか。なんとかして助けてあげたいと誰もが思うだろう。これは当事者意識の違いだと考える。物質的には豊かになった現代ではあるが、それゆえ、別の社会問題も引き起こされているのが現実であり、取り組むべき問題は山積している。リアルな問題点を自らの足で出向き、体感せねば当事者意識は生まれない。奇しくも、デジタル化社会への移行がより必要となった世の中で、リアルから得られる大切さが薄れていくことが最も恐いことである。
社会開発、または青少年健全育成などの事業を行うにあたり、運動を伴う解決策を見出していかなければならない。一時的な解決ではなく、真っ向から問題と向き合いながら、一人でも多くの当事者意識をもつ人を増やしていくことこそ、問題の解決につながる。そこに青年会議所としての存在意義がある。

多様性を受け入れ、変化に適応できる力

さまざまな年齢、人種、性別、人の数だけ価値観は存在する。どのような些細なことでも、客観的に捉えた時に、自分がいかに手前勝手な常識にしばられていることに気づく。一般的にとか、普通はと言ってしまえば、それは多様な考え方にブレーキをかけているだけにすぎない。価値観を押し付けても他人は変えられない。自分が成長せねば、相手に影響は与えられない。まずは自分のために寛容な心をもち、あらゆる価値観を吸収しよう。考え方の幅が広がれば、変化に適応できる力に変わる。個人としても組織としても、進化はその延長にある。

何を得るかよりも何を残せるか

青年会議所には多くの学びがある。学びを得て、自己成長することはもちろんだが、インプットすることが目的ではない。意識変革組織として、アウトプットし、まちをより良くすることに本質がある。どんなに計画を練った事業を展開しても、共感がなければ評価もされない。評価がなければ、自己肯定に終始し、次にはつながらない。地域還元してこそ、我々の学びは本当の意味で、まちに影響を与え、積極的な変革として自己成長になる。そのループをきちんと理解し、遂行すれば、これからも更に地域から求められる組織となる。

Stand out!!~自分に誇れる未来をつくる~

22歳で社会人人生をスタートさせ、28歳に青年会議所の門をたたいた。当時はまだサラリーマンで、理事長になりたいなど1mmも考えていなかった。
「部下は上司を選べない、弟子は師匠を選べる」
青年会議所活動を行う上で、多くの人と出会い、刺激を受け、目指したい背中をたくさん見てきた。
いつからか私の飽くなき探求心は、大きく見える背中を追い続けながら、いつかそのような背中に自分もなりたいと強く願うようになった。また同時に、この住み暮らす大好きな山口に、何か自分でできることはないかと考えるようになっていった。
理事長の職を1年お預かりさせていただくことに楽しみしかない。
それはここに最高の仲間がいるからだという事は言うまでもない。
走り抜けよう!!夢や浪漫を語り、光り輝く未来に向けてStand Out!!

投稿日:2018年12月31日 更新日:

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