こんにちは。未来ユース創造委員会委員長の板垣です。
 3月28日(水)から翌29日(木)の1泊2日で、第2回国際会議のため、会員総勢10名で大韓民国公州市を訪問してきました。
 この会議は8月に実施する“第24回山口・公州ジュニア交流隊”について、山口JCと公州JCの両者間で話し合う場で、1月の新春パーティーの翌日に開催した第1回国際会議での決定事項の再確認と、事業本番に向けての進捗について話し合う場です。例えれば、第1回国際会議は基本事項を決定する「骨」であり、第2回国際会議は「肉付け」の部分となります。
 なぜ公州市と交流事業を行っているかというと、大内氏の始祖が百済の王子であると伝えられていることから、かつて百済の都であった公州市と姉妹都市締結をし、当時の山口JCメンバーが本事業を行うために親書をたずさえて公州JCに打診したことから始まりました。以来、両市の中学生が1年ごとに交互に行き来し、24回目となる今年は公州に訪問する年となります。
 お恥ずかしい話、私は公州市と山口市が姉妹都市ということをJCに入会して初めて知り、ましてや交流事業を行っていることは知る由もありませんでした・・・。
 以下、時系列にて記します。
3/28(水)
 6:30 早朝にも関わらず多くの会員に見送られ出発し、福岡に向かいました。
 
 <朝6:30 韓国へ行けない多くのお見送りメンバーも集まり集合写真>
 10:35に福岡空港を飛び、12時前には仁川に到着。韓国は近いです。
 
 <仁川空港>
 公州JCメンバーのお出迎えを受けました。
 
 <公州JCメンバーによる空港でのお出迎え>
 そのまま車に乗り込みいざ公州へ!
 車に乗ること3時間、ようやく到着。遠いです・・・。
 ホテルチェックイン後、公州JC式典のためすぐに移動。
 到着すると我々を盛大に迎える横断幕が!
 
 <横断幕の写真>
 と、思いきや、韓国JCの会頭が来るらしく、どうやらその横断幕でした・・・。
 実は公州JCが事務所を移転し、今回の式典は事務所開きの要素もあり、それで会頭も来られたようです。
 
 <公州JC事務所の外観>
 一昨年世界遺産に登録された、百済のお城の目の前に立地する好環境。
 
 <事務所前から城を見た写真>
 式典がはじまり、公州市長、韓国JC会頭、山口JC下道理事長の挨拶などがあり、併せて事務所開きの韓国式儀式も執り行われ、滞りなく終了しました。
 
 <韓国JC会頭 挨拶>
 
 <公州JC ジョンテギ会長挨拶>
 
 <下道理事長 挨拶写真>
 我らが下道理事長!
 
 <公州市長と下道理事長のツーショット>
 
 <集合写真>
 式典のあとは懇親会。公州JC現役メンバーはもとより多くのOBなどもご参加され、大いに盛り上がりました。
 
 <懇親会の写真>
 
 <二次会の写真>
 そして、懇親会のあとは公州JC現役メンバーと二次会。
 この二次会は公州JCの近隣にあり、JCの会長なども加わり、一次会とはまた別の和やかな雰囲気のなか、お酒にノックダウンしていく山口メンバーが散見されました。公州JCの皆さんはお酒が強い方多いです・・・
 
 <焼き肉店の前で撮った集合写真>
 更に二次会のあとは、韓国で大人気らしいの豚の焼き肉のフランチャイズ店でシメ。初日を終えました。
3/29(木)
 一夜明け、フンドシをシメ直し、いざ国際会議へ。
 その前に朝食。飲んだ翌日に体に良いらしいホルモン(センマイ)のスープで腹ごしらえ。
 国際会議の会場へ移動。会場は前日の式典と同じ公州JC会議室。
 
 <会議室>
 公州JCジョンテギ会長からの挨拶にはじまり、続いて山口JC下道理事長挨拶
 
 <ジョンテギ会長 写真>
 
 <下道理事長 写真>
 そしていよいよ本題のジュニア交流隊本番の内容について。担当するヒョンレ委員長より説明。
 タイムスケジュールを中心に確認していくと、いくつか不明な点等あり、ひとつずつこちらから確認や質問を行う。
 
 <未来ユース創造委員会委員長 板垣君>
 そして、第1回国際会議でこちらから一点だけ要望していた新たな試みとして、中学生同士の交流も大事ですが、それだけに帰結しない、学びの要素としてSDGs(持続可能な開発目標)について学べる時間の確保を強く要望しておりました。なぜならば、本事業はこれで完結する事業ではなく“未来ユースアカデミー”というSDGsを軸とした大枠の事業を構成する一部だからです。
 そして、その時間もしっかりと反映されており、公州と山口の中学生がSDGsについてブリーフィングするといった内容で計画されていて、こちらが望んでいた内容に沿ったものでした。
 実は、第1回国際会議の前の12月に、下道理事長・蔵増副理事長と私の3人で韓国に渡り、第0回会議を仁川空港で行っていたのですが、その際にSDGsについて触れたところ、SDGsについて公州側は全く知らない状態でした。おそらくそれからこの日までに公州JC側でそれなりに調べ勉強してきたと思います。山口JC側はジュニア交流隊の本番前に3回(3日)に渡って参加生徒に対してSDGsに関する研修を行いますが、それに合わせるように公州側も生徒達に事前研修を行うなど能動的に企画していることを聞いて、純粋に嬉しく感じました。
 24年目となる本事業ですが、交流を目的とした事業からはじまり、数年前からグローバル人財の育成を取り入れ、そして今年はそれらの要素に加え、SDGsを軸にグローバルな視野から地域課題を解決し、本事業を通じて得た学びを地域還元に繋げていくという目的を設定しました。そして、継続事業でありながらもその時代に応じて内容を進化させていくことの重要性を共通認識として公州JCも持っていることを確認できたことは、本会議の最大の収穫だったと思います。
 
 <SDGsロゴ>
 長々と書きましたが、会議の最後に山口JC側と公州JC側でプレゼント交換を行い、滞りなく第2回国際会議終了!
 
 <プレゼント交換 ジョンテギ会長と下道理事長>
 
 <プレゼント交換 ヒョンレ委員長と板垣委員長>
 
 〈会議後集合写真〉
 そして来た道を3時間かけて戻り、夕方には仁川に。
 福岡空港に20時過ぎに到着し、荷物のピックアップに多少手間取りながらも税関を抜けると、到着ロビーに金子専務・田邊君・平田君が出迎えに!
 
 <その時の写真>
 23時に山口に着くと、夜遅くにも関わらず多くのメンバーが出迎えに来てくれていました。
 やっぱり地元が一番落ち着きます。
 最後に、国際会議に参加してくれたメンバー、早朝・深夜と見送り出迎えしてくれたメンバー、現地でおもてなしをしてくれた公州JCメンバー、本当に有難うございました。
 この4月から生徒募集もはじまります。“未来ユースアカデミー”は、6月から7月に渡って実施する「SDGsアドバンス(研修)」、8月実施の「山口・公州ジュニア交流隊」、そして9月実施の「SDGsプレゼンテーション(一般市民向け啓発セミナー)」と、長期に渡る事業となりますが、どうぞ最後までお付き合いください。
                                     未来ユース創造委員会
                                        委員長 板垣 聡
