理事長所信

一般社団法人山口青年会議所 第71代理事長 石橋克星

スローガン

熱くあれ、全力で
~あふれんばかりの未来の笑顔のために~

基本理念

感謝の気持ちを胸に
より良い未来に向かって
仲間とともに挑戦し続けよう

はじめに

2016年、私は山口青年会議所に入会しました。右も左もわからない中で、ただ一つ心に強く残っているのは、かっこいい先輩たちの姿です。

誰よりも真剣にまちを想い、仲間に寄り沿い、事業に全力で挑むその背中に、私は憧れを抱きました。
その姿は私にとって「大人ってかっこいい」と思わせてくれるものであり、JCとは何かを教えてくれる生きた教科書でもありました。
そのような常に教えられる側で、憧れる側の私がまさか、理事長を務める日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。

当時の私は経営者ではありません。ましてや山口市出身でもありません。
そんな私が今こうして、理事長として皆さんに所信を述べることができているのは、あの先輩たちの姿に憧れ続け、背中を追い続けてきたからにほかなりません。

そして今、私たちはその背中を見せる立場になりました。
次に続く仲間たち、未来を担う若者たちに対して、私たちは「JCっていいな」「あの人たち、かっこいいな」と思ってもらえる存在であるべきです。

どれだけ時代が移ろっても、「誰かのために、自分のすべてを懸ける」という熱さは、普遍の価値だと信じています。
冷静さや効率性が求められる社会の中でも、私たち青年はあえて熱くあらねばならない。
自分の弱さや迷いと向き合いながらも、仲間とともに一歩を踏み出す力をもたねばなりません。

この一年、私は理事長として組織の先頭に立つと同時に、皆さんと同じ一会員として、「熱く」「全力で」活動していきます。

その先にあるのは、私たちが守るべき、そして育てていくべき、あふれんばかりの未来の笑顔です。
私に理事長としての覚悟を与えてくれたすべての先輩方に、そしてともに歩む仲間たちに、心からの感謝を込めて。

多くの出会いでさらなる発展を

~会員拡大は、成長と気づきの扉~

会員拡大の目的は、決して組織の維持や頭数を揃えるためだけではありません。
私たちがこの青年会議所で活動する中で得る最も大きな財産――それは「人との出会い」そのものです。

様々な立場や価値観をもった仲間と出会い、ともに汗をかき、語り合うことで、自分では気づけなかった視点に触れ、自分の可能性を広げていく。

それこそが、JCにしかできない成長のカタチだと私は信じています。
一人でも多くの仲間と出会い、ともに時間を過ごすことで、得られる学びは無限大です。

だからこそ私は「少数精鋭」よりも「多数精鋭」という考え方を掲げたい。
人数の多さは可能性そのものであり、多様な価値観が交差する場は自己を鍛える最高の環境でもあります。

そして、私たち自身が「この人たちと一緒に活動したい」と思ってもらえる存在であること。
つまり、かっこいい人と思われる人であることが最も大切です。

外に向けての発信や立ち振る舞い、日常の在り方一つひとつがJCというブランドを作りあげていきます。
本気で取り組む姿、全力で誰かのために動く姿こそが、人の心を動かします。

その姿を見た誰かが「自分もやってみたい」と思ってくれる。
そうやって新たな仲間が加わり、私たちの活動はさらに進化していくのです。

一人ひとりが“JCの顔”であるという意識をもち、地域の中で存在感を放つ組織へ。
多くの出会いの中に、新たな可能性と未来をともに見つけていきましょう。

人づくりは全力で熱く熱く

~厳しさの中にもあたたかさを~

JCの活動の根幹は「人づくり」にあります。そしてその中でも、指導力開発委員会はLOMの中心を担う重要な委員会です。

この委員会が担うのは単なるスキルアップやセミナーではありません。
会員一人ひとりのリーダーシップの育成、組織内の規律の確立、そして何より人としての“かっこよさ”を磨くための土台作りです。

人は人によって磨かれます。本気のぶつかり合いの中にしか、真の信頼や成長はありません。
遠慮や表面的な関係ではなく、厳しさの中にあたたかさをもった対話を重ねることこそが、人を育て、組織を強くします。

時には厳しいときもあるでしょう。自分自身の弱さや甘さに向き合わされることもあります。しかし、それを乗り越えた先にある本物の成長こそが、JCの真髄です。

そしてそれはこれからの地域、社会を担うリーダーにとって必要不可欠なものでもあります。

人間としての魅力、覚悟、信念――それらを体現する「ブランドとしての自分」をJC活動の中で築きあげる。私たちにはその舞台と機会を創り出す使命があります。

私たちはぬるま湯に浸かる組織ではありません。だからこそ、あえて厳しさを恐れず、熱くぶつかり合い、互いを磨きあう一年にしたい。

人を育てることが、地域を変える。

この言葉を胸に、熱く、全力で、ひたむきに人づくりに挑んでまいりましょう。

心からの交流で真の友情を

~人とつながる、想いを伝える~

JCの魅力の一つに、立場や年齢、経験を越えた仲間との出会い、心を通わせることができる環境があります。

委員会や役職を越えて学び合い、語り合う時間。肩書ではなく一人の人間として向き合う瞬間。
そうした心からの交流こそが、真の友情を育み、モチベーションの向上へとつながっていきます。

JC活動は決して一人で完結するものではありません。ともに悩み、励まし合い、ときに支え合いながら前に進む。
そのプロセスの中でこそ「JCに入ってよかった」と実感できるような絆が生まれます。そうした絆の種をまく場を丁寧に作りあげていきます。

また、広報も大きな使命です。
私たちの活動の魅力をより多くの人に“伝わるかたち”で届けること。それは単なる情報発信ではなく、JCの価値や想いが、誰かの心に響き、行動を生むような発信でなければなりません。

「山口JCって、かっこいいな」「こんな人たちと一緒に活動してみたいな」そう思ってもらえるような魅力的なブランディングと発信力を磨くことがこれからのJCには求められています。
交流と広報。どちらも“人の心を動かす”力をもった活動です。

真の友情を生み、想いを伝えることに全力で挑みます。

笑顔あふれるまちづくり

~地域を想い、人をつなぎ、未来を描く~

JCはまちづくり団体とも呼ばれます。私たちの役割は多岐にわたりますが、その本質は「市民とともに、地域の未来を描くこと」にあると考えます。

地域課題の解決に挑み、地域資源を活かし、伝統を守り、未来につなぐ。
私たちはそのすべてに関わることができる数少ない存在です。

例えば、湯田温泉白狐まつりや山口七夕ちょうちんまつりといった山口を代表する伝統行事。
地域に根差したこうした活動に、実施組織は別にあれど、市民を巻き込みながら取り組むことで郷土への愛着と誇りが育まれていきます。

また山口市は「学生のまち」としても知られる全国有数の学生都市です。この若く、柔軟な力こそが、これからの地域に新しい風を吹き込む原動力になります。

私たちは学生とともに学び合い、地域の課題解決に挑戦しながら、次代を担う人材の育成にも寄与していきたいと考えています。

さらに近年アメリカなどで人気が高まり、日本でも注目されているニュースポーツであるピックルボールの世界大会が2026年山口市で開催される予定です。

この国際的なイベントは、山口の魅力を世界に発信する絶好の機会であり、スポーツを通じたまちづくり=社会開発の象徴でもあります。
私たちJCとしてもこうした機会を活かし、地域と世界をつなぐ活動を柔軟かつ主体的に取り組んでまいります。

笑顔あふれるまちは、誰かがつくってくれるものではありません。
私たちがその中心となって、手を動かし、声をかけ、心を寄せてつくっていくものです。

まだ見ぬ未来のリーダーを想い

~遊びと学び、挑戦と感動を全力で~

今、子供たちを取り巻く環境がどうなっているのか、私たちにはすべてを把握することはできません。
しかしたとえすべてが見えなくとも、未来を生きる彼らのために今できることを全力でする。それが私たちの使命です。

未来の社会を担う子供たちは、やがてこの地域の、そして日本のリーダーになっていきます。
そのために今、私たちがすべきことは「夢を見る力」や「挑戦する心」、「失敗を恐れない姿勢」を育む環境をつくることです。

遊びと学び。挑戦と失敗。成功と感動。

そのすべてがそろってこそ、本物の“成長”があります。
私たちは、子供たちにとってかけがえのないその経験の機会を全力で創出していきます。

また、スポーツは心と体、そして人との関わりを学ぶ絶好の場です。
仲間と協力し、競い合い、悔し涙を流し、勝利の喜びを分かち合う。
そうした経験の一つひとつが未来のリーダーとしての土台を築いていくのだと思います。

大人たちが本気になれば、子供たちも本気になります。私たちが熱く語り、行動し、夢をもち続けることで、その姿はきっと彼らの心に届きます。

まだ見ぬリーダーのために。

“ここまでやるか”がJCだ

~配慮・気配り・心配り・おもてなし~

JCの活動は、前に立つ人だけでは成り立ちません。表舞台を支える、縁の下の力持ちの存在があってこそ、私たちの組織は動いています。
中でも総務はあらゆる場面でJC活動の土台を支える、まさに組織の要です。

効率はもちろん重要です。しかしそれ以上に「より効果的な方法はないか」と問い続ける姿勢を大切にしたいと思います。
たとえ小さな準備であっても、そこに手を抜かないこと。
誰が見てもわかりやすく、誰が参加しても心地よく過ごせる環境を整えるために、一つひとつの仕事に真摯に取り組んでほしいのです。

「ここまでやるか」と言われるような配慮、気配り、心配り、そしておもてなしの心。
それこそがJCの品格であり信頼の源です。
目には見えなくとも、そうした姿勢は必ず心に届き、仲間を動かします。

私たちは、どんな小さなことにも情熱を込めて臨む集団でありたい。
「そこまでやるのがJCだ」と誇れる一年を、ともにつくっていきましょう。

結びに

今日もこうして青年会議所活動を行えているのは多くの人のおかげです。

家族や社員への感謝、ともに活動する仲間、70年という歴史を創りあげてきてくださった先輩諸氏への感謝の気持ちは決して忘れてはいけません。
そして、その気持ちを常に言葉にして伝えていきましょう。

JCの一年は瞬く間に過ぎ去ります。
しかしその一年が、人生を変えるほどの濃密な時間になることもまた事実です。

私自身、この組織での出会いと学びが、かけがえのない財産となっています。
応援してくださる方、そしてそばで支えてくれている方の期待を裏切らないよう、2026年度、皆さんとともに歩むこの一年を、私は「熱く」「全力」で取り組んでまいります。
未来の笑顔を信じて、仲間とともにすべての活動に魂を込めて挑戦してまいります。

私たちには山口のまちをより良くする運動を起こすという使命があります。

愛するこのまちの明るい豊かな未来のため
まちの名もなきヒーローになりましょう

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